コラム

年々上がっていく平均結婚年齢

晩婚化という言葉を聞いたことがあるように結婚する平均年齢は男女ともに上がってきています。令和元年における夫婦の平均初婚年齢は夫31.2歳、妻29.6歳となっています。少しずつ年齢は上がってきており、現時点においては最高値の年齢となっています。これからも緩やかではありますが、上昇傾向になることが予測されます。

平均結婚年齢の推移

出典:「人口統計資料集(2021年版)」(国立社会保障・人口問題研究所)

グラフを見てわかる通り、1985年から2019年のデータでは微増ではあるものの上昇しています。昔は夫妻ともに30歳を切っていましたが、2019年は夫31.2歳、妻29.6歳となっており、どちらも30歳前後の年齢になっています。また、 30年間で男性は約3歳、女性は約4歳も平均初婚年齢が上がっています。さらに以前の1910年のデータでは、平均初婚年齢夫27歳、妻23歳となっており、特に 女性の平均年齢は大きく変化しました。

平均初婚年齢の男女差の推移

出典:「人口統計資料集(2021年版)」(国立社会保障・人口問題研究所)

昔と比べると平均初婚年齢の男女の差も小さくなっています。ここ数年の男女の年齢差の開きはずっと1.7歳となっています。その前も1.8歳がずっと続いている状態です。かなり小さい動きですが、差は減少傾向にあるのでいずれ男女の年齢差も無くなってくるかもしれません。

全婚姻の推移

出典:「人口統計資料集(2021年版)」(国立社会保障・人口問題研究所)

初婚だけでなく、全婚姻の推移です。こちらも平均初婚年齢と同様の推移をしています。再婚・再々婚等を入れているので若干全体的な年齢は上がっています。それでも2019年においては夫33.6歳、妻31.4歳と平均初婚年齢と比べて+2歳程度になっています。 男女差で言うと2.2歳となっており、初婚と比べてわずかにその差は広く出ています。

年齢からみる結婚偏差値

結婚は男女ともに30歳前後、男性のほうが少し高いというのが平均となっています。 結婚偏差値が高い=結婚しやすい人は、平均結婚年齢と同じく男性は20代後半~30代前半、女性は20代中盤~後半となっています。特に市場的に見て20代の女性は人気があり、年齢が上がると結婚しにくくなると言われますが、男性も同様に年齢が上がっていくと結婚が難しくなってきます。

特に男女ともに50代に入ってくると20~30代と比べ、ハードルが上がってきます。50代の同世代は既に結婚していたり結婚を諦めていたりとなかなか相手を見付けるのに苦戦します。若い層にアプローチしても競争相手が若い層になってしまうので厳しい戦いとなります。

まとめ:婚活を開始するのに遅すぎることはない

結婚の平均年齢は上がっていきますが、いきなり大きく上がることはなく、緩やかな推移が想定されます。30代前後が結婚の平均年齢であり、多くの人が結婚するタイミングとなっています。結婚はいつでもできるものですが、年齢が上がっていくとハードルも同時に上がっていきます。

残酷な話ですが、年齢が若いほうが有利です。今は相手がいないけど結婚したいと思っている人や結婚に対する意識はそこまで強くないけど将来1人で過ごすのが不安な人は是非行動してみましょう。

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