地方の婚活は不利?結婚相談所のデータで比べた都市との差|地方の男性は申込みを受ける数が約4分の1

この記事の要点
- 結婚相談所での成婚率は、男性は都市40.9%・地方31.7%と地方が低い。女性は都市28.4%・地方29.7%で、地方のほうがやや高い
- 成婚した初婚男性が受けた申込み(中央値)は、都市55件に対して地方15件。地方の男性は「申し込まれにくい」
- 地方の女性は30代前半の成婚率が37.4%で最も高く、都市ほど年齢の影響を受けにくい。ただし40代で大きく下がる
- 地方の男性は自分から申し込む数と、オンラインで出会える範囲を広げることが鍵
「地方に住んでいると出会いがない」「都会のほうが婚活しやすい」とよく言われます。本当にそうなのでしょうか。全国の結婚相談所が加盟するIBJの成婚データで、都市と地方の違いを比べました。
この記事の「都市」は、IBJ 成婚白書の定義にしたがい、人口100万人以上の都市がある11道府県(北海道・宮城県・埼玉県・東京都・神奈川県・愛知県・大阪府・京都府・兵庫県・広島県・福岡県)を指します。それ以外の県が「地方」です。
成婚率:地方の男性は低く、地方の女性はやや高い
| 男性 | 女性 | |
|---|---|---|
| 都市 | 40.9% | 28.4% |
| 地方 | 31.7% | 29.7% |
出典:IBJ 成婚白書 2024年度版(図3_1 都市と地方の成婚率)。成婚率は、成婚した人÷(成婚した人+退会した人)
「地方は不利」が当てはまるのは、男性です。男性の成婚率は都市より9.2ポイント低くなっています。一方、女性は地方のほうがわずかに高く、地方だから不利とは言えません。
IBJは、都市部の男性の成婚率が高い理由として、都市には高学歴・高年収の男性が多いことや、進学や就職で女性が都市へ移り、都市では「女性が多い」状態になりやすいことを挙げています。
エリア別の成婚率
| エリア | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 北海道 | 30.4% | 22.0% |
| 東北 | 27.5% | 34.3% |
| 関東 | 42.5% | 29.9% |
| 甲信越 | 25.0% | 30.7% |
| 北陸 | 25.2% | 25.3% |
| 東海 | 34.4% | 33.6% |
| 関西 | 37.6% | 24.8% |
| 中国 | 36.0% | 29.0% |
| 四国 | 32.7% | 29.6% |
| 九州・沖縄 | 33.6% | 24.3% |
出典:IBJ 成婚白書 2024年度版(図3_2 エリアごとの成婚率)
男性は関東が42.5%で最も高く、甲信越(25.0%)や北陸(25.2%)とは17ポイント以上の差があります。女性は東北(34.3%)・東海(33.6%)・甲信越(30.7%)が高く、男性とは逆の傾向です。2025年のデータでも、東京都の男性の成婚率は41.1%で全国1位でした(全国平均は34.1%)。
出典:IBJ結婚みらい研究所「関東で成婚しやすいエリアはどこ!?」(2025年の成婚者データ)
地方の男性は「申し込まれにくい」
成婚した人がどのように活動していたかを比べると、地方の男性の置かれた状況がはっきり見えてきます。
| 成婚した初婚の人(中央値) | 都市の男性 | 地方の男性 | 都市の女性 | 地方の女性 |
|---|---|---|---|---|
| 年齢 | 36歳 | 37歳 | 34歳 | 34歳 |
| 在籍日数 | 306日 | 332日 | 246日 | 255日 |
| 自分から申し込んだ数 | 52件 | 43件 | 30件 | 14件 |
| 相手から受けた申込み | 55件 | 15件 | 116件 | 81件 |
| お見合いの数 | 13回 | 9回 | 11回 | 9回 |
| 交際した人数 | 5人 | 4人 | 4人 | 4人 |
出典:IBJ 成婚白書 2024年度版(図3_3 都市 初婚 成婚者代表値、図3_5 地方 初婚成婚者代表値)
- 地方の男性が受けた申込みは15件で、都市の男性(55件)の約4分の1です。成婚した人でさえこの数なので、待っているだけでは出会いが増えません
- 地方の男性は成婚までに332日かかっていて、都市の男性より約1か月長くなっています
- 地方の女性は、自分から申し込んだ数が14件と都市の女性の半分以下でも、81件の申込みを受けて成婚しています。申込みを「受ける側」として活動しやすい状況です
地方の女性は、年齢の影響を受けにくい
| 年齢 | 都市の女性 | 地方の女性 | 都市の男性 | 地方の男性 |
|---|---|---|---|---|
| 29歳以下 | 37.1% | 34.3% | 45.6% | 34.8% |
| 30〜34歳 | 35.3% | 37.4% | 51.4% | 43.1% |
| 35〜39歳 | 29.5% | 33.0% | 48.7% | 40.8% |
| 40〜44歳 | 21.7% | 24.9% | 42.5% | 32.7% |
| 45歳以上 | 15.8% | 15.8% | 26.0% | 18.7% |
出典:IBJ 成婚白書 2024年度版(図3_7 都市 年齢層ごとの成婚率、図3_8 地方 年齢層ごとの成婚率)
都市の女性は、若いほど成婚率が高い傾向がはっきり出ています。これに対して地方の女性は30代前半が37.4%で最も高く、30代後半でも33.0%と、都市の女性(29.5%)より高い水準です。地方の女性は、都市ほど年齢の影響を受けにくいと言えます。
ただし、地方でも40代前半になると24.9%まで下がり、30代後半との差は8.1ポイントあります。「地方なら焦らなくていい」わけではなく、30代のうちに動くことが大切です。
男性は、どの年齢でも都市のほうが成婚率が高くなっています。
地方の女性は、相手の年収にこだわりすぎない
IBJの会員アンケートで「結婚相手に求める条件」を聞いたところ、「年収」を選んだ女性は、都市で82.6%(1位)、地方で74.1%(4位)でした。地方の女性も年収を重視していますが、都市の女性ほどではありません。
男性で「年収」を選んだ人は、都市15.6%・地方12.7%と少なく、代わりに「年齢」「性格」「価値観」を重視しています。
出典:IBJ 成婚白書 2024年度版(図3_11・図3_12 結婚相手に求める条件。IBJで活動する男女1,625人、2025年3月調査。複数回答)
地方で婚活を進める4つのコツ

- 男性は、自分から申し込む数を増やす。地方の男性は申し込まれにくいので、受け身では出会いが増えません。成婚した都市の男性は52件申し込んでいます。この数を目安にしましょう
- 出会える範囲を広げる。オンラインのお見合いに対応した結婚相談所なら、住んでいる県の外の人とも出会えます。女性が多い都市部の会員に申し込めるのは、地方の男性にとって大きな利点です
- 女性は30代のうちに動く。地方の女性は30代でも成婚率が高い一方、40代で大きく下がります。申込みを受けやすいうちに始めるのが有利です
- 地元の相談所だけで決めない。店舗が少ない地域でも、オンライン型の相談所なら全国の会員データベースを使えます。料金や会員数を比べてから選びましょう
たとえば、オンライン完結型のエン婚活エージェントは、全国の結婚相談所ネットワークIBJの会員にも毎月最大40名まで申し込めます。会員の年代や年収の構成はエン婚活エージェントの分析記事で紹介しています。
あなたの結婚偏差値を確かめよう
結婚偏差値の診断では、住んでいる地域も点数に反映しています。地域が偏差値をどのくらい動かしているか、年齢や年収などほかの項目でどこまで補えるかを確かめてみてください。
よくある質問
地方の婚活は男女どちらが有利ですか?
結婚相談所のデータでは、地方は女性のほうが活動しやすい状況です。地方の女性は成婚率が都市よりやや高く、申込みも多く受けています。反対に、地方の男性は成婚率が低く、申し込まれる数も都市の約4分の1でした。
地方に住んだまま、都市の人と婚活できますか?
オンラインのお見合いに対応した結婚相談所なら可能です。ただし、交際が進んだ後にどちらが引っ越すかなど、住む場所は早めに話し合っておきましょう。