マッチングアプリで結婚できる?最近結婚した夫婦の5組に1組はネットで出会っている【2026年公表の国の調査】

この記事の要点
- 最近結婚した夫婦の20.2%がネット(SNS・アプリ等)で知り合った。2021年の調査(11.0%)から倍増し、「職場」「友人の紹介」と並ぶ出会い方に
- ネットで知り合った夫婦の交際期間は平均2.13年。夫婦全体(4.47年)の半分以下で、結婚までが早い
- 30代以下で最近結婚した人の56.8%がマッチングアプリを使った経験あり(こども家庭庁のWeb調査)
- 一方、2025年のロマンス詐欺で最初の接触に使われたのはマッチングアプリが最多(32.7%)。見分け方を知っておくことが必須
最近結婚した夫婦の5組に1組は「ネットで」出会っている
国立社会保障・人口問題研究所が2026年9月に公表した「第17回出生動向基本調査」では、過去5年間に結婚した初婚どうしの夫婦に、知り合ったきっかけを聞いています。
| 知り合ったきっかけ | 2021年調査 | 2025年調査 |
|---|---|---|
| 職場や仕事で | 25.6% | 20.9% |
| ネット(SNS・アプリ等)で | 11.0% | 20.2% |
| 友人・兄弟姉妹を通じて | 24.9% | 20.2% |
| 学校で | 13.8% | 14.0% |
| 結婚相談所で(オンラインを含む) | 6.7% | 7.7% |
出典:国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査 結果の概要」(2026年9月)図表5-3。調査時点より過去5年間に結婚した初婚どうしの夫婦(2025年調査は570組)。2021年調査の値は、第17回の報告書で過去5年間に集計し直した値
「ネットで」は、SNS・ウェブサイト・アプリなどのやりとりがきっかけで知り合った場合を指します。マッチングアプリだけの数字ではありませんが、わずか4年で11.0%から20.2%へと倍増し、「学校で」(14.0%)を上回りました。
結婚した年で見ても、ネットを通じた結婚は2015〜19年の6.9%から、2020〜24年は18.6%へと急に増えています(同調査 図表5-2)。
結婚していない人の交際相手も、約5人に1人がネット
同じ調査で、恋人や婚約者がいる18〜34歳の未婚者に、相手と知り合ったきっかけを聞くと、「ネットで」は男性19.8%、女性23.0%でした(2021年調査は男性11.9%、女性17.9%)。これから結婚する世代では、ネットでの出会いがさらに当たり前になりつつあります。
出典:第17回出生動向基本調査 結果の概要 図表2-4
ネットで出会った夫婦は、結婚までが早い
| 知り合ったきっかけ | 平均交際期間 |
|---|---|
| 夫婦全体 | 4.47年 |
| 恋愛結婚 | 5.52年 |
| ネットで | 2.13年 |
| 見合い結婚(結婚相談所を含む) | 1.81年 |
出典:第17回出生動向基本調査 結果の概要 図表5-1(2025年調査、過去5年間に結婚した初婚どうしの夫婦)
ネットで知り合った夫婦の交際期間は平均2.13年で、夫婦全体の半分以下です。最初から恋人や結婚相手を探している人どうしが出会うため、職場や友人を通じた恋愛より早く結婚に進むと考えられます。結婚相談所などの見合い結婚は1.81年とさらに短く、「早く結婚したい」なら、目的のはっきりした出会いの場を使うのが近道と言えます。
ネットで知り合った夫婦の平均初婚年齢は、夫31.3歳・妻30.1歳でした。
最近結婚した人の半数以上が、アプリを使ったことがある
こども家庭庁が2024年に行ったWeb調査(15〜39歳の2万人)では、30代以下で5年以内に結婚した人の25.1%が、配偶者と出会った場所として「マッチングアプリ」と答え、最も多い回答でした。
- マッチングアプリを使ったことがある人は、既婚者56.8%、未婚者31.5%
- 安心して使えるアプリの条件として、未婚者の50.0%が「身分証の登録」、25.9%が「独身証明書の提出」を挙げた
出典:こども家庭庁「若者のライフデザインや出会いに関する意識調査」ウェブアンケート調査 最終報告サマリ(2024年7月調査・2024年11月)。既婚者は30代以下で5年以内に結婚した2,000人。Web調査のため、国の統計調査とは対象や集め方が異なります
既婚者のほうが利用経験が25ポイント以上高いことから、アプリは「使う人は使って結婚している」出会いの場になっていることが分かります。
ただし、詐欺の入り口にもなっている
警察庁によると、2025年のSNS型ロマンス詐欺は5,645件、被害額546.4億円で、件数は前年から47.6%増えました。犯人が最初に接触してきた手段は、マッチングアプリが1,846件(32.7%)で最も多く、InstagramやFacebookを上回っています。被害者の約6割は男性です。
出典:警察庁「令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について(確定値)」(2026年5月)
国民生活センターは、次のような相手に注意するよう呼びかけています。
- 知り合って早々に、アプリからLINEなど別のSNSへのやりとりを提案してくる
- 会ったことがないのに、投資や副業、お金の話を持ちかけてくる
出典:国民生活センター「『愛してるから投資して』っておかしくない!?」
マッチングアプリで結婚するためのコツ

- 本人確認のしっかりしたアプリを選ぶ。出会い系サイト規制法の対象となるサービスでは、18歳未満は利用できず、運転免許証などによる年齢確認が義務づけられています。加えて、独身証明書などを登録できるアプリなら、より安心です
- 結婚への本気度が近い相手を選ぶ。プロフィールで「結婚への意思」や「結婚までの時期」を確かめ、同じ温度感の人とやりとりしましょう
- お金の話が出たら、すぐに距離を置く。投資や送金の話は、どれだけ親しくなっても応じないのが鉄則です
- 期限を決め、結婚相談所との併用も考える。アプリは費用を抑えて出会いを増やせる一方、相手の本気度や独身かどうかは自分で見極める必要があります。独身証明書の提出が必須の結婚相談所と使い分けるのも一つの方法です
出典:警察庁「出会い系サイト規制法の概要」ほか
アプリと結婚相談所の違いは、結婚相談所とマッチングアプリの違いの記事で詳しく比べています。
あなたに合うのはアプリ?結婚相談所?
結婚偏差値の診断では、年齢や年収などの条件から婚活市場での有利・不利を判定し、予算や進め方に合わせて、アプリと結婚相談所のどちらが合うかも表示します。自分の強みが活きる場所を確かめてから始めてみてください。
よくある質問
マッチングアプリで結婚する人はどのくらいいますか?
国の調査(第17回出生動向基本調査)では、過去5年間に結婚した初婚どうしの夫婦の20.2%が「ネット(SNS・アプリ等)で」知り合っています。マッチングアプリだけの割合は国の統計にはありませんが、こども家庭庁のWeb調査では、最近結婚した30代以下の25.1%が「マッチングアプリ」で配偶者と出会ったと答えています。
アプリで出会った夫婦は離婚しやすいですか?
出会い方別の離婚率を示す公的な統計は、見つけられませんでした。確かな根拠のない数字には注意しましょう。