婚活に必要な年収は?男性の成婚率は400万円で大きく上がり、700万円台からほぼ横ばい【結婚相談所データ】

この記事の要点
- 結婚相談所で成婚した男性の年収は、500万円台(20.4%)と600万円台(18.2%)で約4割
- 男性の成婚率は年収とともに上がるが、700万円台(44.2%)以降はほぼ横ばい
- 女性が成婚した相手の年収(中央値)は、30代で650万円
- 女性は年収が高くても不利にならず、年収を公開したほうが成婚しやすい
男性の年収と成婚率:400万円を境に大きく変わる
全国の結婚相談所が加盟するIBJの2025年のデータで、男性の年収帯別の成婚率を見ると、次のようになります。
| 男性の年収 | 成婚率 |
|---|---|
| 399万円以下 | 12.4% |
| 400万円台 | 28.9% |
| 500万円台 | 36.5% |
| 600万円台 | 41.3% |
| 700万円台 | 44.2% |
| 800万円台 | 44.4% |
| 900万円台 | 46.0% |
| 1,000万円以上 | 43.6% |
出典:IBJ結婚みらい研究所「「高年収=即結婚」は幻想か。」(2025年 IBJ 成婚白書)。成婚率=成婚した人÷(成婚した人+成婚せずに退会した人)。この集計の全体平均は34.6%
いちばん差が大きいのは、399万円以下と400万円台の間で、成婚率は12.4%から28.9%へと2倍以上になります。500万円台で全体平均(34.6%)を超え、700万円台で44.2%に達しますが、その先は43〜46%でほぼ横ばいです。
年収1,000万円を超えても成婚しやすさが上がり続けるわけではありません。年収が高い人ほど年齢も高い傾向があり、年齢の影響が重なっていると考えられます。IBJは、仕事の忙しさや、お互いの希望条件が厳しくなることも影響していると分析しています。
成婚した男性の年収は500万〜600万円台が中心
では、実際に成婚した男性(9,569名)の年収はどう分布しているのでしょうか。いちばん多いのは500万円台(20.4%)、次いで600万円台(18.2%)で、この2つの年収帯で全体の約4割を占めます。
出典:IBJ結婚みらい研究所(2025年 IBJ 成婚白書)
ハイスペックな一部の男性だけが結婚しているわけではなく、ごく普通の会社員の年収帯が婚活の主役です。「年収1,000万円ないと相手にされない」ということはありません。
女性が成婚した相手の年収は?

成婚した女性の年代別に、相手男性の年収(中央値)を見ると次のとおりです。あわせて、成婚した男性の年代別に、相手女性の年収(中央値)も紹介します。前の節の「500万〜600万円台が中心」は人数が最も多い年収帯のこと、ここでの数字は真ん中の人の年収(中央値)で、意味が違います。
| 本人の年齢 | 女性が成婚した相手(男性)の年収 | 男性が成婚した相手(女性)の年収 |
|---|---|---|
| 29歳以下 | 550万円 | 400万円 |
| 30〜34歳 | 650万円 | 450万円 |
| 35〜39歳 | 650万円 | 450万円 |
| 40〜44歳 | 650万円 | 450万円 |
| 45歳以上 | 750万円 | 350万円 |
出典:IBJ 成婚白書 2024年度版(図2_8・図2_9 成婚相手の代表値(中央値))
女性が成婚した相手の年収は、30代・40代前半で650万円が中央値です。ただし、結婚相談所で活動する男性はもともと年収が高めの人が多く、IBJに加盟する相談所では年収600万円以上の男性が全体の約半数を占めています(2025年1月時点)。世の中全体の平均とは違う点に注意しましょう。
相手の年収を重視する人はどれくらい?
IBJで活動する会員へのアンケートで、結婚相手に求める条件として「年収」を選んだ人の割合は次のとおりでした(複数回答)。
| 男性 | 女性 | |
|---|---|---|
| 都市に住む人 | 15.6% | 82.6%(1位) |
| 地方に住む人 | 12.7% | 74.1%(4位) |
出典:IBJ 成婚白書 2024年度版(図3_11・図3_12 結婚相手に求める条件。IBJで活動する男女1,625人、2025年3月調査)。「都市」は人口100万人以上の都市がある11道府県
女性の多くが相手の年収を重視する一方、男性で年収を重視する人は2割に届きません。男性は相手の年収より「年齢」「性格」「価値観」を重視しています。地域による違いは地方の婚活の記事で詳しく紹介しています。
また、男性会員の年収の構成は、結婚相談所ごとに違います。たとえば、パートナーエージェントは年収500万円以上の男性会員が69.5%(2023年9月時点)、エン婚活エージェントは年収600万円を超える男性会員が43%です。相手の年収を重視するなら、入会前に会員の年収構成を確かめておきましょう。くわしくはパートナーエージェント・エン婚活エージェントの分析記事で紹介しています。
女性は「稼いでいる」ほど不利?
「自分より稼ぐ女性は男性に敬遠される」と心配する人もいますが、データはそれを否定しています。IBJの2025年のデータでは、女性はどの年収帯でも成婚率がおおむね30%台後半〜40%台前半に収まり、年収による大きな差はありませんでした。
それよりも差が出るのが、年収を公開しているかどうかです。2024年度版の分析では、年収を公開している女性の成婚率は、公開していない女性の約2倍でした。公開したから成婚しやすくなったのか、成婚に前向きな人ほど公開しているのか、因果関係までは分かりません。
出典:IBJ結婚みらい研究所「「稼ぐ女性」は敬遠される?」(2025年 IBJ 成婚白書)、IBJ 成婚白書 2024年度版(図2_15)
成婚したカップルの81.8%は世帯年収1,000万円以上で、共働きが当たり前になっています。男性も相手に「一緒に家計を支えてくれること」を求めるようになっており、国の最新調査でも、男性の55.6%が結婚相手の経済力を重視・考慮すると答えています。
年収が低めの人の婚活のコツ
- 年収より「年齢」を先に意識する。年収が高くても年齢が上がると成婚率は下がります。早く始めること自体が大きな武器です
- 400万円台に届くかどうかを一つの目安にする。男性は399万円以下と400万円台で成婚率が2倍以上違います。昇給・転職・副業で届く見込みがあるなら、それも婚活の一部です
- ほかの項目で補う。タバコをやめる、親との同居の希望を見直すなど、年収以外にも成婚しやすさを大きく左右する項目があります
- 相手に求める年収を見直す。女性の場合、成婚した相手の年収の中央値は650万円前後です。条件を高くしすぎないことが近道です
自分の年収が偏差値にどのくらい影響しているか、年収が上がると何点変わるかは、結婚偏差値の診断で確かめられます。
年収以外の項目も含めた「成婚した人のスペック」は、婚活スペック表の記事にまとめています。
よくある質問
年収300万円台の男性は結婚できませんか?
結婚相談所での成婚率は12.4%と低めですが、ゼロではありません。年齢が若い、タバコを吸わないなど、ほかの条件で補うことができます。400万円台に届くと成婚率は大きく上がるので、年収を上げる見込みがあれば並行して取り組むのがおすすめです。
年収は多めに書いてもいいですか?
結婚相談所の多くは、入会時に収入証明書の提出を求めています。偽りの年収は信頼を失う原因になるので、正直に書きましょう。
この記事で使っているIBJ(日本結婚相談所連盟)のデータは、IBJに加盟する結婚相談所の会員を対象にしたもので、婚活をしている人全体の傾向を示すものではありません。成婚率は「成婚した人÷(成婚した人+成婚せずに退会した人)」で、活動中の人は含まず、1年あたりの率でもありません。